社長メッセージ

社長メッセージ

「私たちにできることは何か」を問い続ける

経営理念「何よりもお客様のために、信任を賜るために」

代表取締役01

私たちは創業以来一貫して、「お客様の課題解決を通じて社会に貢献する」という姿勢を貫いてまいりました。
事業の中心にあるのは、商品や技術ではなく「お客様」そのものです。
会社の成長も、技術の進化も、そのすべては「お客様に選ばれ、必要とされること」があってこそ成り立つと実感しています。

空調や電気、再生可能エネルギーといったインフラに関わる私たちの仕事は、目立つものではありません。
しかし、人々の快適な生活や、企業の安定した事業運営の根幹を支える縁の下の力持ちであるという誇りを持っています。
その誇りが、どんなときも「目の前の仕事を丁寧に、誠実に、真っ直ぐにやり抜く」という姿勢につながっています。

また、私たちは「与える心」を大切にしています。
「何のためにこの仕事をするのか」「それは誰の役に立つのか」。
この問いを忘れることなく、社員一人ひとりが自らの動機を常に見つめ直しながら仕事に取り組むことが、結果としてお客様の信頼を得、社会の期待に応えることにつながると考えています。

たとえ目の前の利益を追わずとも、「動機善なりや、私心なかりしか」という原理を貫き、目に見えない信用を積み上げていく。
その積み重ねが、長く続く企業、そして本当に必要とされる企業をつくると信じています。

これからの時代、技術は進化し、社会も環境も大きく変化していきます。
そうした中にあっても、私たちの本質は変わりません。
お客様の声に耳を傾け、社員の力を信じ、地道な努力を積み重ねながら、社会にとって価値ある企業であり続ける。
その想いを胸に、私たちはこれからも歩みを止めることなく、未来に向けて挑戦を続けてまいります。

事業を営むうえで大切にしていること

私たちが事業を行ううえで最も大切にしていること。
それは、常に「お客様の利益とは何か」を考え抜く姿勢です。

会社が継続していくためには利益を生み出すことが求められますが、真の意味での利益とは、単に数字としての黒字ではありません。
お客様にとって価値あるものを提供し、満足度を高め、その信頼がかたちとなって会社に還元されていく。
その循環こそが、持続的な成長の源泉だと私たちは考えています。

「情けは人のためならず」。
この言葉が示すように、私たちが誠実に取り組むことは、必ず巡り巡って自らに返ってきます。
だからこそ、お客様のお声に真摯に向き合い、日々変化する社会の流れやニーズを敏感にとらえながら、何をなすべきかを冷静に見極め、創意工夫とたゆまぬ学びをもって行動することを大切にしています。

固定観念に縛られず、現状に甘んじず、常に変化を恐れずに挑戦する姿勢。
この行動力こそが、事業の継続性と進化を支える原動力になると信じています。

私たちは、ミタデンの門をたたいてくださったすべてのお客様に、「安心」と「信頼」を感じていただけるお取引を提供するために、次のことを徹底しています。

スピードと品質の両立:現場対応力と施工精度の追求
見えない部分での信頼構築:法令順守、ISO品質・環境の取得、厳格な検査体制
人材育成と技術の磨き込み:社員の資格取得、技能研鑽
社内基盤の革新:インフラの整備、DX化・AI導入による業務の高度化

これらの取り組みはすべて、「またお願いしたい」と思っていただけるような、お客様にとって真に価値あるサービスの提供を実現するためのものです。
誠意と努力を積み重ねることで、私たちは事業の発展と社会への貢献を両立させていきます。

事業を営むうえで大切にしていること

基本に忠実に誠意と感謝の気持ちを持つこと

基本に忠実に誠意と感謝の気持ちを持つこと

私は、お客様、取引先の皆さま、そして従業員をはじめとするすべての関係者とのつながりを、何よりも大切にしています。
なぜなら、組織とは「人と人との関係性」によって価値を生み出す場であり、仕事とは決して一人では完結しない、共に築く営みだからです。

成果は個人の力だけではなく、多くの支えや協力の積み重ねによって生まれます。
そして、そうしたつながりの根底にあるべきものこそが、「感謝の心」だと私は考えています。

毎日、仕事ができるということ。仲間と共に取り組めること。お客様からご依頼をいただけること。
それらはすべて、当たり前ではなく、ありがたいことの連続です。
その一つひとつに感謝できるかどうかが、働く姿勢や人との関係性に大きな違いをもたらします。

私は、現場で汗を流す仲間、陰で支えてくださる協力者の方々、そしてご縁をいただいたお客様一人ひとりに、心から感謝しています。
その「利他の心」と「感謝の念」が、信頼と相互理解を育み、組織全体に深い相乗効果をもたらすと確信しています。

だからこそ、自分自身に、そして周囲にも問いかけ続けています。
「今、誰かのために懸命になれているだろうか?」
「今、この状況に感謝できているだろうか?」

感謝の心があれば、人の話にきちんと耳を傾け、誠実に行動しようとする姿勢が自然と生まれます。
目の前の人に心を寄せ、自分の置かれている環境に感謝する──。
その姿勢こそが、仕事の本質を支え、人生を豊かにする原動力になると、私は信じています。

社員の可能性と未来を考える

私たちは、ミタデンで働くすべての社員が、日々の仕事にやりがいと充実感をもって取り組んでほしいと願っています。

人にはそれぞれ顔や声が異なるように、育ってきた環境や価値観も異なります。
当然、同じ業務に取り組んでも、成果の出方やアプローチには個性が現れます。
たとえ思うような結果が出なかったとしても、それはその人らしさの一つであり、否定すべきものではありません。

私たちは、一人ひとりにしっかりと焦点を当て、その人の特技や良さを引き出す努力を惜しみません。
誰もが「自分にしかできない価値」を見つけ、それを活かして成長していける環境を整えています。

ただし、その成長は「他人と比べてどうか」ではなく、「昨日の自分より一歩でも前進できたか」という視点で捉えることが大切です。
自己の変化を実感し、過去の自分を乗り越えていくプロセスこそが、本当の意味での成長であると私たちは信じています。

縁があって出会えたすべての社員に、私は深い期待と信頼を寄せています。
一人残らず、自分の仕事に誇りを持ち、会社の一員として、そして社会の一員として、自らの使命を見出しながら歩んでほしいと願っています。

ミタデンでは、社員一人ひとりのパフォーマンスを高め、「できること」「担えること」を少しずつ増やし、その積み重ねによって生まれる達成感とやりがいを、働く喜びへとつなげています。

社員の幸せが会社の成長をつくり、会社の成長がまた社員の幸せを育てていく。
だからこそ、日々というかけがえのない時間を大切にし、自らの価値を高め続けようとする心を、いつも胸に抱いていてほしいのです。

社員の可能性と未来を考える

ミタデンの取り組みと目指す未来

代表取締役02

私たちミタデンは、「自分たちのため」ではなく、社会にどう貢献できるかを常に念頭に置きながら、事業のあり方を考えています。

1997年に業務用設備のインターネット通販を開始したのも、すべては「お客様の設備投資のご負担を少しでも軽減したい」という想いからでした。
空調機の導入にかかるコストを最小限に抑え、より多くの方が安心して設備を整えられるように──。
その原点には、創業者の「お客様の商売が繁盛することを心から願う気持ち」がありました。

空調設備や電気設備は、現代の生活に欠かせない社会インフラです。
だからこそ、高品質でありながらコストを抑えた提案を行うことが、私たちの社会的責任であると考えています。
現在では、年間4万件を超えるお問い合わせをいただきながら、サービスと品質の向上に努め、誠心誠意、一件一件に向き合う姿勢を貫いています。

事業の出発点は、常に「お客様」です。
お客様が何を求め、何に困っているのかを的確にとらえ、私たちにできる最善の行動を尽くす。
その積み重ねこそが、私たちの事業の原動力であり、社会に役立つ企業であるための礎だと信じています。

2013年には発電事業部(現:再生可能エネルギー事業)を立ち上げ、太陽光発電をはじめとする再エネの推進に本格的に取り組んでまいりました。
国のエネルギー政策と歩調を合わせながら、企業様や自治体とともに、持続可能なエネルギー社会の実現を目指しています。
そして2025年3月、鹿児島県南九州市にて、高耐久・長寿命の蓄電池を組み合わせた、九州初の先進的エネルギーシステムを完成させることができました。

地球温暖化が深刻化する中で、カーボンニュートラルは、いまや世界共通の課題です。
私たちはこれまで培ってきた技術力と提案力をさらに磨きながら、脱炭素経営に挑む企業様や、地域の皆様の再エネ導入を全力で支援してまいります。

私たちが置かれている時代は、社会構造そのものが大きく変わろうとしています。
人手不足、働き方改革、カーボンニュートラル、エネルギー転換、そして生成AIの急速な進化──
こうした変化の波は、もはや特定の業種や大企業だけの問題ではありません。中小企業である私たちにも、確実に訪れています。

このような時代だからこそ、私たちは「変わらないこと」に固執するのではなく、自ら変わる勇気と意志を持ちたいと思います。
その鍵となるのが、AIとDXの活用です。

DXとは、単に紙の業務をデジタルに置き換えることではありません。
業務のやり方そのものを見直し、より少ない手間で、より高い成果を生み出すための「発想の転換」でもあります。
そしてAIは、その可能性を飛躍的に高めてくれる力を持っています。

これから私たちは、社内の業務プロセスを見直し、AIやデジタルの力をうまく取り入れながら、少しずつでも確実に「効率化」と「価値向上」を進めていきます。
その中で、社員一人ひとりが「自分にしかできない役割」に集中できる環境を整え、お客様にとって“選ばれる企業”であり続けることを目指してまいります。

変化を恐れるのではなく、変化を味方にする。
その先に、私たちの未来があります。

私たちはこれからも、社会の中で本当に必要とされる企業であり続けるために、「私たちにできることは何か」を問い続け、創意をもって挑戦し、一人でも多くの人を幸せにできる価値を生み出してまいります。

代表取締役
代表取締役 廣瀬和泉